ファシリティ犬、酒で支援 静岡伊勢丹で販売
静岡新聞 (2019/6/19 08:22)
http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/647559.html

 静岡市葵区の県立こども病院で療養中の子供の支えとなっている「ファシリティドッグ」の
「ヨギ」をデザインした酒類のお披露目会が18日、同区の静岡伊勢丹で開かれた。

同日のヨギの8歳の誕生日を記念して同所で19日から販売し、売り上げの一部はファシリティドッグの活動支援に役立てられる。
関係者は支援酒を活動の周知にも役立てたい考え。

 ファシリティドッグは特定の病院に常勤して療養する子供たちを訪ね、手術に付き添うなどしている。
ヨギはゴールデンレトリバーの雄で、国内2頭のファシリティドッグのうちの1頭。
2012年から同院で活躍している。

 静岡伊勢丹や清水区の三和酒造などが、ファシリティドッグを派遣するNPO法人シャイン・オン・キッズ(東京都)を支援しようと企画。

三和酒造の「臥龍梅 純米大吟醸 短稈渡船(たんかんわたりぶね)」(1本税込み3240円)と、
純米酒を使った「臥龍梅梅酒」(2本1セット同3240円)の2種で、日本酒は1本、梅酒は1セットあたり700円がファシリティドッグのために寄付される。

 お披露目会とともにヨギの誕生会も開き、ヨギが支えた子供たちも駆け付けた。
ファシリティドッグのパートナー「ハンドラー」の鈴木恵子さん(55)=葵区=は
「ヨギもおじいちゃんになってきたけれど、2人で一層頑張っていきたい」と決意を新たにした。

 関係者は県庁に川勝平太知事も訪ねた。

◇ 支援酒を紹介する鈴木さんとヨギ=静岡市葵区の静岡伊勢丹
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