https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-20/PTE5W66TTDS101

7月の日銀緩和予想広がる、金利指針修正では円高阻止に力不足との声

日高正裕
2019年6月20日 19:13 JST
→「少なくとも20年末ごろまで」延長の可能性−三菱モルガン・六車氏
→市場の円高圧力に対峙するのは至難の業かも−東海東京調査・武藤氏

7月の米利下げ観測が強まる中、日本銀行も来月の金融政策決定会合で追加緩和に踏み切るとの見方が広がっている。予想されているのは政策金利のフォワードガイダンス(指針)の修正で、それでは急激な円高が進行した場合は力不足との声も上がっている。

  BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは20日の会合後のリポートで、7月に「フォワードガイダンスを書き換える可能性が高まっている」と指摘した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の六車治美シニアマーケットエコノミストも同会合で「当分の間、少なくとも2020年末ごろまで」に延長する可能性が高いとみる。今回会合前の調査でも、緩和策として最も意識されているのはフォワードガイダンス修正だ。

  日銀は4月の決定会合で「当分の間、現在の極めて低い長短金利の水準を維持する」とのフォワードガイダンスを「当分の間、少なくとも2020年春ごろまで、現在の極めて低い長短金利の水準を維持する」と明確化した。
(リンク先に続きあり)

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