ネコにかまれ狂犬病に、英国人男性が死亡

【11月13日 AFP】英公衆衛生庁(PHE)は12日、モロッコでネコにかまれた英国人男性が狂犬病で死亡したと明らかにした。
 狂犬病が発生している国、中でもアジアやアフリカの国を旅行する際には動物との接触を避けるよう、国民に改めて注意を促している。

 英PA通信(Press Association)によると、男性は2〜3週間前にモロッコでネコにかまれたが、狂犬病の迅速な処置を施されなかったという。

 狂犬病は感染すると脳炎を引き起こす。
 初期症状が出てからでは治療は手遅れで、患者はほぼ確実に死に至る。

 英国で狂犬病による死者が確認されたのは、2000年以降では7例目。

 PHEによると英国内では1902年以来、コウモリ以外の動物を介して人が狂犬病を発症した例はない。

 コウモリを感染源としたものでは、2002年にスコットランドで感染者1人が出ている。
 海外では2002〜17年に英国人5人が旅行中に罹患(りかん)している。

AFPBB NEWS 2018年11月13日 12:51 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 モロッコ ヨーロッパ 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3197366