ことし5月、神奈川県海老名市のマンションで86歳の妻の首を包丁で刺すなどして殺害したとして夫が逮捕されました。警察によりますと、夫は「妻は重い認知症で、このまま生きていくのがかわいそうだった」などと供述しているということです。

逮捕されたのは海老名市の宇留江敏夫容疑者(69)で、警察によりますと、ことし5月、自宅マンションの部屋で妻の幸江さん(86)の首を包丁で刺したり、頭をフライパンで殴ったりして殺害した疑いが持たれています。

宇留江容疑者は事件のあと自分の首を切って入院していましたが、けがが回復したため警察は24日逮捕しました。

警察によりますと、調べに対し容疑を認め、「妻は重い認知症で、このまま生きていくのがかわいそうだった。一緒に死のうと思った」などと供述しているということです。

幸江さんには認知症に加えて体にマヒがあり、10年以上前から歩行も難しい状態だっということで、警察は無理心中を図ったとみて詳しく調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190624/k10011967211000.html