パートナーの啓示について

気が背骨から頭頂に開放されて放心状態になったあとまず心に浮かんだのが
愛くるしい笑顔だった、初恋の娘にそっくりだったが
彼女の顔だとは気付かなかった。

きっと何年も妄想の中で作り上げた理想の女(そういうものが僕にはいる)
に違いないと思った。彼女は想像の産物で設定もよく変わるので
顔も一定しないのだ。その都度好きな女優などの顔が彼女に与えられる。
ところがその笑顔ははっきりと具体性を帯びていて僕は思い出した。
○○○○さんじゃないか?
するとハイ正解という返事が聞こえたわけではないが胸からマグマがあふれ
涙の洪水状態になり、あまりに遠すぎて脈がないと思っていた
彼女との恋愛を今でも切望していること
初めて会った時に感じた衝撃、狂おしいほどの激情を思い出す。

つづきは30年後www