「やさしい女児など描き方逆行」 市イラストに住民監査請求

 栗東市監査委員は25日、同市が作成した子育てに関するチラシとポスターのイラスト内容が、男女共同参画社会づくりに逆行しているとして、回収や印刷費用の弁償などを求める同市在住の男性の住民監査請求を受理したと発表した。監査期限は8月16日まで。

 請求理由は、市が2月に配布した家庭教育の啓発チラシ「栗東市子育てのための12か条」のイラストで、「元気な」男児と「やさしい」女児などの描き方がステレオタイプなジェンダー表現であり、家族像についても「社会のルールを教える父親」「子どもにやさしい母親」のように固定的な性別役割を促す内容となっていると指摘している。

 同市は2014〜16年に作成したチラシでも16年に同様の理由で監査請求を提出され、棄却している。

https://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20190625000145
2019年06月26日 09時09分  京都新聞