医師と歯科医16人処分=収賄やわいせつ致傷など−厚労省

 厚生労働省は27日、医道審議会医道分科会の答申を受け、刑事事件で
有罪が確定するなどした医師9人と歯科医7人の計16人に対する行政処分を
決めた。発効は7月11日。

 納入業者から約940万円分の利益供与を受けたとして、収賄罪で実刑と
なった京都大大学院薬学研究科元教授の辻本豪三医師(66)=東京都世田谷区=は
業務停止2年とした。女性にわいせつな行為をしてけがをさせたとして、
強制わいせつ致傷罪で有罪となった橋本隆志歯科医(44)=滋賀県草津市=は
免許取り消しとなった。

 他に、医師7人が1カ月〜3年、歯科医4人が3カ月〜2年の業務停止と
なり、医師1人と歯科医2人が戒告処分を受けた。
 分科会には20人が諮問されたが、4人については厳重注意にとどめた。


時事通信社(2019年06月27日19時48分)
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