6/30(日) 2:04
G20(20カ国・地域)大阪サミットは29日、首脳宣言を採択し、閉幕した。

政府関係者は、「各国が対立や違いを超えて、新しいルール作りをできたことは大きい」と、その成果を強調している。

安倍首相は、「『世界は結束できる』。そう信じて精いっぱい、議長役を務めてまいりました。G20諸国の強い意志を世界に発信することができたと思っています」と述べた。

安倍首相は議長として、データ流通に関して議論する「大阪トラック」の創設で各国の合意を得たほか、首脳宣言に海洋プラスチックごみを2050年にゼロにする新たな目標も盛り込むなど、一定の成果を挙げたといえる。

ただ、焦点の貿易では、「自由・公正、無差別な貿易・投資環境の実現に努める」との表現にとどまった。

米中の対立や米欧の対立などの影響を受け、保護主義との対決姿勢を打ち出せず、パリ協定をめぐってもG20の結束を示せたとは言えず、得意の外交で参議院選挙に向けた実績となったかは不透明。

(フジテレビ)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190630-00420038-fnn-pol