07月01日 08時50分

昨年度、青森県で生活保護を受けた人の割合は1000人当たり23.4人と、21年連続で増え、特に高齢者世帯で増加していることが分かりました。

県のまとめによりますと、昨年度、県内で生活保護を受けた人は、2万9593人で、人口1000人当たり23.4人でした。
生活保護の受給者は平成10年以降、21年連続で増えていて、平成で最も多くなりました。

1000人当たりの受給者を市町村別でみますと、大間町が最も多く51.93人、次いで佐井村の36.16人、などとなっています。
最も少ないのは、新郷村の5.48人でした。
また、世帯別にみますと、昨年度は2万3975世帯が生活保護を受けていて、内訳は、高齢者世帯が最も多い60.3%、傷病・障害者世帯が23.7%、母子世帯が2.8%などとなっています。

このうち、傷病・障害者世帯や母子世帯は徐々に減る傾向にあるものの、高齢者世帯は、5年前と比べて15%増えるなど増える傾向にあるということです。

県健康福祉政策課は、「就労支援や健康管理など、自立支援を進めていくとともに、必要な人にはしっかり制度が行き届くように対応していきたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20190701/6080005262.html