2019.7.1 16:32
https://www.sankei.com/world/news/190701/wor1907010014-n1.html

 【ニューヨーク=上塚真由】同性愛者など性的少数者(LGBT)の権利と尊厳を訴える毎年恒例のパレードが6月30日、米ニューヨークの中心部で行われた。今年は、LGBTの権利擁護運動が広がるきっかけとなった「ストーンウォールの反乱」から50年の節目に当たり、主催団体によると過去最大規模の約15万人・約700団体が参加。日本の団体も初めてパレードに加わり、シンボルである虹色の旗や横断幕を掲げて連帯を訴えた。

 日本からはNPO法人「東京レインボープライド」の呼びかけで約200人が参加。コシノジュンコさんがデザインした法被を着て、沿道の人々に手を振りながら行進した。共同代表の杉山文野さん(37)は「日本ではまだ(同性婚などの)制度が足りていない。日本のLGBT活動が盛り上がっていることを伝えたい」と話した。

 「反乱」があったのは1969年6月28日。同性愛者への酒類提供を禁じた法律に基づき、ニューヨーク市警が同性愛者の集うバーを強制捜査して客らとの衝突に発展した。これを機に翌年6月からパレードが始まり、米国や世界各地に広まったとされる。

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