https://www.bbc.com/japanese/48823330

香港でまたデモ隊と警察が衝突、一部が立法会に突入 返還22周年
2019/07/01

犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを認める「逃亡犯条例」の改正案をめぐり、大規模なデモが続いている香港で1日、一部のデモ隊が立法会(議会)突入を試みてガラス扉を破壊した。1日夜には一部の抗議者が立法会の内部に入り込んだ様子。中国返還から22周年を迎えたこの日、記念式典会場の外では警察とデモ隊が激しく衝突した。

警察は催涙スプレーや警棒を使い、デモ隊を抑え込もうとした。一方で、デモ隊は立法会(議会)突入を試みてガラス扉を破壊するなど、抗議は激しさを増している。

1日夜には一部の抗議者が立法会に戻り、外の障壁を取り外して内部に入り込んだ様子。香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、抗議参加者たちは立法会内部にある重装備のゲートを開けられずにいるという。このゲートでは警察が厳戒態勢を強いているもようだ。

現場で「G」と名乗りBBCの取材に応じた男性は、抗議行動に参加する自分たちは、暴力を覚悟していると話した。
「この運動はもはや条例改正案を超えて、今や香港の自治のための抗議となった」と男性は述べた。「世論が反発する可能性は確かに心配だ。自分たちのあらゆる行動にはリスクがつきものだが、この場にいるみんなはそのリスクを受け入れる覚悟だ」

香港では過去数週間、「逃亡犯条例」の改正案に反対する大規模なデモが続いている。香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は先月15日、立法会での改正案の審議中断を発表したが、林鄭氏に退陣を求める声が上がるなど、抗議活動は収まっていない。

民主化を求め
(リンク先に続きあり)

https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/A875/production/_107652134_055010298-1.jpg