https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190702-00010001-nissyoku-bus_all
 にんべんは、かつおパックを50年前に開発して以来の鮮度革命を果たす。
鰹節粉を無害の多糖類で包み、削りたての味わいがいつでも楽しめる「かつお塩」を開発した。
水と油に触れなければ、鰹節の味と香りを半永久的に保つ。
10月から日本橋本店などで直販する。

家庭用でもナショナルブランド初の「塩分ひかえめ白だしゴールド」を発売し、市場開拓に挑戦する。販売の多くを頼るつゆ以外の次世代商品を強化。
事業継続と和食の文化継承を確実にする。

削り節市場の主力品であるかつおパックは1969年、にんべんが元祖の「フレッシュパック」を発売した。
プラスチックの積層フィルムに鰹節を詰め、窒素ガスを充てんして品質維持。業界のスタンダードに育てた。
以降も鰹節だしを利かせたつゆの素、惣菜といった商品形態でのイノベーションは盛んだが、素材起点は久しぶり。
「かつお塩」の新奇性と価値を、直営店の販売で伝える。

「かつお塩」は香りの良い本枯鰹節の削り粉を、HPC(ヒドロキシプロピルセルロース、多糖類化合物)のマイクロカプセルで包み込んだ。
HPCは薬やサプリメント錠剤の結合・増粘に使われて無害。
酸化と湿気を防ぎ、親水・親油性も高い。沖縄の「青い海焼塩」と瓶詰めし、つけ・かけや調理活用を促す。
45g、700円。推奨レシピを課題として絞り込み、商品力を広める。

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