【材料工学】2000年もの耐久性を誇るローマ時代のコンクリートは海水の腐食によって強度を上げていた
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コンクリートというと近代技術だと思いがちですが、実は古代ローマにも「ローマン・コンクリート」という建築材料が存在し、パンテオンやトラヤヌスの市場といった建築物で使われていました。現代のコンクリートの寿命は100年程度だと言われているところ、海中から見つかったコンクリートの構造物は実に2000年の年月に耐えたということで、「なぜこんなにも耐久性が高いのか?」と研究が進められていたところ、海水の腐食によって強度を上げるという仕組みだったということが最新の研究で発表されました。
New studies of ancient concrete could teach us to do as the Romans did
https://phys.org/news/2017-07-ancient-concrete-romans.html
Phillipsite and Al-tobermorite mineral cements produced through low-temperature water-rock reactions in Roman marine concrete | American Mineralogist
http://ammin.geoscienceworld.org/content/102/7/1435
ユタ大学の地質学者マリー・ジャクソン氏が行った研究によると、ローマン・コンクリートの結合力はその構造と海水に含まれるミネラルによるもので、コンクリートの隙間を海水が通り抜けることで、ミネラルの結合を強めるという構造とのこと。実際に、紀元後79年ごろにガイウス・プリニウス・セクンドゥスが記した「Naturalis Historia」という書物の中には、海水にさらすことで耐久性を上げることができるコンクリートの構造物について記されています。
https://i.gzn.jp/img/2017/07/05/ancient-concrete/001_m.jpg
コンクリートを作るにはまず、火山灰・石灰・海水を混ぜてモルタルを作成し、それをコンクリートの骨材となる火山岩が入った型枠内に流し込みます。火山灰と水と生石灰が混ざると、結合能力を持つ化合物が生成されるポゾラン反応が発生し、凝灰岩ができる時の要領でコンクリートが完成するわけです。
現代モルタルの材料として使われているポルトランドセメントでも砂や砂利などが骨材として使われていますが、ローマン・コンクリートとの大きな違いは、それぞれの粒子が化学反応を起こさないように構成されているということ。化学反応が起こるとコンクリートがジェル状になり、ヒビが入ったりと耐久性がなくなってしまうためです。
ジャクソン氏が調査を行ったところ、なぜこんなにもローマン・コンクリートの耐久性が高いのかという理由の1つは、骨材とモルタルの間のミネラルの連晶がヒビを防ぐということにあるとのこと。現代のコンクリートの骨材の表面は化学反応を起こさないので構造物が長くなるほどヒビが入りやすいのですが、ローマン・コンクリートは構造物に長さがあってもミネラルの連晶によってヒビが入りにくいのです。
また、2002年から2009年までに行われた別のプロジェクトにジャクソン氏らが参加したところ、海水につかったローマン・コンクリートのモルタルからアルミナトバモライトという珍しいミネラルを発見したとのこと。アルミナトバモライトはポゾラン反応によって石灰の粒子の中で結晶化されているのですが、もしアルミナトバモライトを人工的に作り出そうとすれば非常に高温の研究室を必要とし、しかも生成される物質はごく少量になってしまうので、ジャクソン氏は「アルミナトバモライトを作り出すのは非常に難しい」と語っています。
新たな研究でジャクソン氏らがミクロ回折やマイクロ蛍光分析といったさまざまな方法で調べたところ、アルミナトバモライトやフィリップサイトといったミネラルがパミスの粒子や孔から発見されました。これまでの研究結果を見たジャクソン氏らは、ポゾラン反応だけではコンクリートの寿命は限られているため、別の何かがコンクリートが完成してから100年後にも温度の低い環境でミネラルを成長させているはずだと考えていました。そして、今回の調査で、海水がコンクリート製の防波堤や桟橋を通り抜けることで火山灰の成分が溶け、ミネラルが成長したことを結論づけたというわけです。
https://i.gzn.jp/img/2017/07/05/ancient-concrete/002_m.jpg
アルミナトバモライトは珪酸が多く含まれた物質で、火山岩の中にある結晶と同じような形をしています。結晶は平たく母岩を固く結びつける力を持つため、アルミナトバモライトが成長することでコンクリートはより硬さを増していきます。現代では一般的に悪い意味で捉えられる「腐食」のプロセスを利用して、ローマン・コンクリートはさらに強度を上げたというわけです。
https://i.gzn.jp/img/2017/07/05/ancient-concrete/004_m.jpg
続きはソースで
http://gigazine.net/news/20170705-ancient-concrete/ >>4
悟空とベジータが戦ってクリリンみたいなもんかな? 石造りかと思いきや多くがコンクリートだもんな、ローマにはぶったまげた。 塩を引き立てる隠し味はひとつまみの砂糖
コンクリ練ってる所に角砂糖一つ放り込んでやるだけで劇的に効く >>13
ローマンコンクリートは今でも作れるよ
固まるのが遅いけど 塩分を避けて鉄筋を入れる現代のコンクリートがいいのか、
鉄筋をやめて海水を使うローマン・コンクリートにするのがいいのか。
ローマン・コンクリートに鉄筋の代わりに炭素繊維とか使えばいいのかな。 枯渇したダマスカス鉱といい当日のがいいのも少なくない。
バイオリンも日本刀も当日の名器を今の技術でも再現できないと聞く 海水の腐食によって強度を上げるという仕組みだったということが最新の研究で発表されました。
海水で強度が上がる仕組みじゃなく
海水でなぜか強度が上がったんやろ
だれが海に沈む前提でコンクリ作るねんあほか ローマコンクリートの耐水性は以前なにかの番組で見たな
最新の材料工学にもひけをとらない凄い技術だとか
>>19
>実際に、紀元後79年ごろにガイウス・プリニウス・セクンドゥスが記した「Naturalis Historia」という書物の中には、
>海水にさらすことで耐久性を上げることができるコンクリートの構造物について記されています。
二千年前の人に論破されるとはなかなかやるじゃない >>1
コンクリートの起源は韓国の英雄コン・クリトであることは歴史的事実ニダ >>1
現代は2000年前の建築技術に追い付けていなかったのか 海水の腐食じゃなくて、海水による腐食じゃないのかな?
長いし、眠いし良くわからん イタリアに行ったら古いホテルに泊まれ、新築には泊まるなと言われている >>3
海砂はコンクリよりも鉄筋の問題じゃなかったっけ?
>>4
ネオキチンみたいなものだ >>22
民明書房 刊 と 万能壁画 を忘れてるぞw 三和土には、土以外に苦汁混ぜてたんだよな、塩が代用として使われてた
なんて言っても現代人で知ってる人は少ないだろうな
そもそも、漢字読めないだろ? 2000年前にあんな水道を作ったのもスゲーが、今も使われてるってのがもっと凄い
仮に日本が水に困ってても2000年前にあれは作れなかったろう。なぜなら中国にそんな技術がなかったから >>18
当時以上のものは現代の技術で作成可能
刀は耐久性も切れ味も上のものは作れるし、刃こぼれしにくいものだって作れる
カメラなんかは一部の懐古厨がアタタカサガーとか引き合いに出してフィルムを推すが、フィルムとデジタルから選ばせるとデジタルの方を選ぶ人が多いらしいね
ただしバイオリンは音の善し悪しなんてのは普遍ではないし、個人でも感じ方が違う
当時作られたバイオリンが人にとって一番心地よい音が出せるのかどうか、それが万人に対してなのかも含めて答えは出ない
ただ現代の技術ではバイオリンも相当いいのは作れる >>36
日本じゃ雷は天のお怒りじゃー!とか言ってた時代に雷のメカニズムについて把握してた文明だからな
それを衰退させたキリスト教も凄い >>34
バイオリンについては現代の技術で作れないのではなくて、作りたてのモノは音があまり良くないのよ。
木材の強度は腐食さえなければ作った後にどんどん上がっていく。
もちろん限界はあるしある程度(少なくとも数100年以上)過ぎるとまた徐々に劣化していく。
作ってから200年とか300年の楽器を現代風に改良したモノが銘器とされているのは今が旬だから。
おそらく今の楽器の中にも200年後の銘器はあるはず。 これ何年も前にドキュメンタリーでやってたやつじゃない
なんで今更ニュースに? ローマ時代の建造物がそのまま残っているぐらいだから凄いわな
大阪城天守閣みたいなあとから作った偽物とは違う >>45
たまたまだろうね。火山性地域だってのが結果的によかった的な
将来的な強度なんて計算も想像もしようがないしね
でもエジプトの技術が基にあって科学を以てそれを発展させたわけで偶然な部分は否めないけど必然だったとは思う >>41
と怒られるほどガンダムが強くなるみたいな >>4
ガンダリウム合金なら120mmの機関銃弾をも防げる? >>34
同等以上のものを今の技術で作ることは可能でも「同じもの」を作るのはとても難しいてのはありそう
パーツから工具からワンオフで用意しないといけなそうだし >>33
遺物だけで判断できない
古代のアジアは豊富な雨量を活かして同じ面積なら小麦の4倍の収穫量があった米を生産していた 日本の気候でローマンコンクリ並みにもつ
新素材バキュラコンクリート >>40
経年劣化試験する装置で加速とかできないのかな
水分抜ける速度も重要なのかな 劣化試験の多くは加熱してるだけだよw
雑なハナシだ ピラミッドは本来モルタルだか漆喰だかのしあげで
元はつるつるだよ
いまの残骸でかんがえちゃいけない >>20
コンクリート屋さんが困るから作らないと思われ 海水は塩分じゃなくマグネシウムが効くのか、苦汁で固めるのは日本でもあるしなぁ >>62
> ピラミッドは本来モルタルだか漆喰だかのしあげで
> 元はつるつるだよ
化粧石として石灰岩が使われてたのよ
今も少しだけ残ってる >>51
ガルバリウム鋼板なら、紙の様に穴が開くけどね。w >>17
地震が少ない国なら鉄筋なくても大丈夫だよ。
というか日本の鉄筋コンクリートが異常。 コンクリは風化によっても壊れるだろ
冬場、隙間に水が浸み込み、夜に凍って膨らんで隙間を広げる
それを繰り返しやがて割れる つまり鉄筋は不要って事か
つーかダムみたいな巨大構造物は鉄筋使ってないからな この手の、「昔すごい技術があった。ロストテクノロジー」的な話は、
権力者や貴族主義復活をもくろむやつらがもうかるから定期的にやるのか?
単に、オカルトとかみたいに、視聴率がよいからか? 現在は長大構造物作る時は
マスコンクリートだもんな
化学反応で水和熱が発生しないようにするのが基本だけど
逆に化学反応を促進させる考え方か
堤防や防波堤やケーソンには良さそうだな >>4
ガンダムをコンクリートで作れば
水中戦に強くなるって事だろ >>77
イタリアも地震国。活火山があちこちにあるんだから当たり前だが。
ローマ建築がすごいのは古来何度も襲来した地震をものともせず、あの壮大な建築群が残っていることだ。しかもメンテナンスフリー(中世ではほったらかし)。
さすがに21世紀でも千年メンテ不要で残せるコンクリ建造物は作成困難。
日本のダムとかビルとか、千年たったら原型とどめんだろうね。
マジでオーパーツの一種だと思うが、ビリーバーは誰も騒がない。 イタリアは海の国だから
そりゃ海水への耐性は考慮されるよね >>1
ローマは一日にしてならず
2000年の歴史かスゴーい ★★★世界史は創作部分が学問として認められている 詐欺史
★★事実は 隠蔽されたまま >>3
コンクリートはカルシウムバインダー、ローマンコンクリートはジオポリマーでアルミニウムバインダー
固くなるメカニズムが違う ぎじゅつたいこくジャップランドのコンクリートは
シャブコンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww イタリア人が怠け者で戦争が弱く経済も弱いのはローマンコンクリートのせいかもしれないな
100年しか持たない仕様なら子孫は必死に働いて再建しなければならないので結果優秀な民族になる しかし古代はやる事ないから建物作りまくりだな
建築やって雇用やるしかない >>81
原文ではcorrosionだから、それ自体の意味は「腐食」で
間違いない。ただし、正確にはcorrosion-like process、
腐食類似の過程により、と書かれている。
https://m.phys.org/news/2017-07-ancient-concrete-romans.html >>81
>>97への追記:
「浸食 erosion」は物理作用で、「腐食」は物理的な浸食によって
引き起こされる化学反応と考えるのが妥当かと。
本件は、海水がコンクリートに浸食することによって起きる
化学的な変化のことを、腐食類似反応と言ってると思われる。 >>39
ゼウスが雷神だってのはデマだったっけ…? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています