>>119

オランダ政府は《大麻ゲートウェイ仮説》を完全に否定している。

(以下、オランダ外務省のHPより)

A5 大麻は、ハードドラッグへのステップになるというのは本当ですか?

いいえ。大麻使用者のうち、ごく少数が大麻からハードドラッグに切り換えているにすぎません。
アメリカ合衆国の医学研究所によれば、大麻の薬理作用にハードドラッグへの切り替えを
誘発するような 性質があるという根拠はないとされています。

オランダでは、あへん類(ヘロイン、モルヒネ、メタドンなど)の依存者は依然として少数です。
その数はここ数年増えておらず、大麻の使用者に比べればはるかに少ない数です。
EU諸国のなかでも、オランダでは問題のある薬物使用者の割合は低くなっています。

B オランダの大麻使用の状況をヨーロッパの他の国家と同じ程度ですが、アメリカ合衆国では
明らかに高率になっています。オランダでは12歳以上を対象にした薬物使用に対する動向調査が
定期的に行われています。

最新の調査によれば、17%の人が大麻をこれまでに使ったことがありますが、対比されるアメリカでの
データは34%です。コカインに関するデータはオランダでは3.6%ですが、アメリカは11%で、ヘロインでは
オランダが0.4%で、アメリカでは0.9%です。

もちろん、「これまでに1回以上使ったことがある」と答えた人は、「現在使っている」よりはるかに
多いわけです。オランダの全人口の3%が、調査当日に先立つ1か月以内に大麻を使いました。