陸上自衛隊東千歳駐屯地に所属する30代の自衛官が去年、道南のせたな町の海岸でウニおよそ30個を密漁したとして停職5日の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊東千歳駐屯地の第7偵察隊に所属する、30代の3等陸曹です。

陸上自衛隊によりますと3等陸曹は去年7月、せたな町の海岸で同じ部隊の同僚10数人とキャンプをした際、1人で抜け出して1キロほど離れた海岸へ行き、ウニおよそ30個を密漁したということです。

その後、キャンプをしていた場所に戻ったあとで警戒にあたっていた海上保安部から職務質問を受けたということで、3等陸曹は密漁を認め、去年11月に罰金の略式命令を受けていました。

調査に対し「密漁になると分かっていたが、自分で食べるためにとった」と話しているということで、陸上自衛隊は3等陸曹を8日付けで停職5日の懲戒処分にしました。

所属する第7偵察隊の森本英樹隊長は「このような事案が発生し、まことに残念だ。本人の自覚の欠如によるもので、厳正に処分した」とコメントしています。

07月08日 21時24分
北海道 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190708/7000011733.html
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