https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190709-00000029-cnippou-kr
モルガン・スタンレーが韓国の今年の経済成長見通しを2.2%から1.8%に0.4ポイント引き下げた。

同社エコノミストのデイ・タン氏は
「日本政府が半導体とフレキシブルディスプレー生産の核心素材であるフッ化ポリイミド、フォトレジスト(感光液)、エッチングガス(高純度フッ化水素)の
3品目の対韓輸出規制を強化することで関連供給制約と生産コスト上昇を招くことになる。韓国企業のこれら3品目の在庫量は3カ月分に満たないとされる。
したがって輸出許可手続きが3カ月またはそれ以上かかる場合、供給制約または供給先代替にともなう費用増加につながりかねない」と分析した。

続けて
「IT部門の過剰在庫を考慮すれば韓国の輸出企業は当面は日本の輸出規制の影響を受けない可能性は大きいが、在庫減少と
生産速度低下を通じ経済成長率にも影響が現れるだろう。韓国はアジア・日本地域で米中貿易紛争の不確実性に最も多くさらされた国のひとつ」と分析した。