韓日当局 輸出規制巡り12日に東京で実務協議
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190711-00000035-yonh-kr

【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部は11日、日本による戦略物資の輸出規制強化に関する韓日実務協議が12日午後に東京で開かれると発表した。

同部によると、韓国側からは同部貿易安保課長など5人、日本側からは経済産業省の安全保障貿易管理課長など5人が出席する予定だ。

今回の協議は、1日に日本が半導体・ディスプレー素材の3品目に関する対韓輸出規制強化を発表してから初めての両政府間の接触となる見通しだ。

韓国政府は今回の協議で、戦略物資輸出規制の背景に韓国側の「不適切な事案」があったとする日本政府の一方的な主張と、日本のメディアがフッ化水素(エッチングガス)などの北朝鮮への横流し疑惑を報じたことなどに対する説明を求める方針だ。

日本はこれまで韓国の度重なる協議要請に対して「事務レベル」での対応にこだわり、局長級協議の開催には難色を示してきたが、最終的に課長級協議を行う方向で調整されたと伝えられた。日本は今回の協議も「事務レベルの説明会」と表現している。

産業通商資源部の当局者は「課長級協議ではあるが、戦略物資の規制は専門的かつ技術的分野のため、日本の措置の経緯と輸出許可手続きの変更内容など踏み込んだ議論を行う予定だ」として、これからの制度の運用方向と輸出規制に関して詳細を把握し、理解するために有用だとの考えを示した。

同部は今後、局長級での議論を推進する方針だ。