睡眠作用のある薬を飲食物に混入させ、女性にのませて性的暴行を加えたとして、警視庁は11日、三菱UFJ銀行の元行員千秋涼祐容疑者(28)=東京都中央区佃3丁目=を準強制性交の疑いで逮捕し、発表した。千秋容疑者は「よく思い出せない」と供述し、容疑を否認しているという。

 築地署によると、逮捕容疑は昨年12月16日夜、中央区銀座4丁目の飲食店で30代女性と食事中、飲食物に薬を混ぜて意識をもうろうとさせ、東京都墨田区の当時の自宅に連れ込んで性的暴行を加えたというもの。2人はマッチングアプリを通じて知り合い、この日が初対面だった。翌日、女性が同署に相談。尿から薬の成分が検出されたという。

 三菱UFJ銀行は逮捕を受け、千秋容疑者を解雇した。「被害者に深くおわび申し上げます」としている。

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