0001みんと ★
2019/07/15(月) 07:51:32.10ID:l01DeFGD9山笠に参加できるのは、「流(ながれ)」と呼ばれる、博多中心部の町ごとに構成される集合体。流は七つあり、その年に最初に山笠を舁(か)く(担ぐ)「一番山笠」を毎年順番に、つまり7年に1度務めることになっている。午前4時59分、大太鼓の合図とともに今年の一番山笠「千代流」の舁き山笠が「ヤー」のかけ声とともに櫛田神社に突入した。
千代流の男たちは、境内に立つ清道旗(せいどうき)の周りを1周すると山笠を一旦停止させ、満員の見物客も巻き込んで、一番山笠だけに歌うことが許された博多の祝い唄、「祝いめでた」を大合唱した後、夜明けの博多の街に飛び出していった。
その後、残る六つの流の山笠と、櫛田神社で披露するために参加している上川端通の走る飾り山笠が順に「櫛田入り」。二番山笠は一番山笠から6分後、三番山笠以降は5分間隔でスタートし、約5キロ先にあるゴールの「廻(まわ)り止め」(博多区須崎町)を目指して、狭い道路や急カーブが続くコースを「オイッサ」「オイサッ」とかけ声を響かせて駆け抜けた。
博多祇園山笠は1241年に疫病除去のため始まったのが起源とされる、櫛田神社の氏子たちによる奉納行事。2016年にユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された。
流の中での厳しい上下関係などさまざまなしきたりがあり、山笠を舁けるのは男だけ。山笠期間中は守らないといけない禁忌も多く、広く知られているのが、キュウリを食べてはいけないというもの。輪切りにしたキュウリの切り口が櫛田神社の祇園宮のご神紋に似ているからというのが通説だ。【一宮俊介】
毎日新聞 2019年7月15日 05時30分
https://mainichi.jp/articles/20190715/k00/00m/040/022000c
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