https://jp.reuters.com/article/turkey-rate-cut-idJPKCN1UA229

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2019年7月15日 / 20:08 / 9分前更新
トルコ新中銀総裁、利下げ示唆 政策「操作の余地ある」
Reuters Staff
[アンカラ 15日 ロイター] - トルコ中銀のウイサル総裁は15日、中銀には金融政策を「操作する余地」があると述べ、就任後初めての公の場での発言で利下げを示唆した。国営アナドル通信が報じた。

トルコのエルドアン大統領は6日、チェティンカヤ中銀総裁を更迭し、後任として副総裁を務めていたウイサル氏が昇格した。エルドアン氏とチェティンカヤ氏の間では景気支援に向けた利下げの時期を巡って見解の相違が深まっていたとされる。

ウイサル総裁は「言うまでもないことだが、インフレ見通しの改善を達成するには、慎重な金融政策を維持することが必要不可欠となる。ただ引き締めの度合いについては、名目金利ではなく、実質金利の方により良く反映される」と指摘。コスト圧力の低下と内需の低迷を受けディスインフレは年内は継続するとみられていることから、中銀には利下げを実施する十分な余地があるとの考えを示した。

トルコのインフレ率は6月は15.72%と、約1年ぶりの水準に低下。エコノミストの間では、トルコ中銀は25日の政策決定会合で政策金利の1週間物レポレートTRINT=ECIを現行の24.00%から200ベーシスポイント(bp)引き下げるとの見方が大勢となっている。
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