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2019/07/19(金) 04:48:16.00ID:scdYbJix9台風5号 沖縄で高波・高潮に警戒 広範囲で大雨のおそれ
2019年7月19日 4時27分気象
大型の台風5号は東シナ海を北上していて、沖縄県では高波や高潮に警戒が必要です。一方、台風や前線の影響で西日本を中心に断続的に非常に激しい雨が降っているほか、東日本を含む広い範囲で20日にかけて大雨となるおそれがあり、気象庁は、土砂災害や川の増水などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、大型の台風5号は、19日午前3時には東シナ海を1時間に20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の南東側560キロ以内と北西側440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
沖縄県では、19日、最大風速が20メートル、最大瞬間風速が30メートル、波の高さが7メートルと予想されていて、高波や高潮に警戒するとともに、強風に注意が必要です。
一方、本州付近にのびる前線に向かって、台風の周辺から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本を中心に、局地的に発達した雨雲がかかっています。午前4時までの1時間には長崎県が対馬市に設置した雨量計で52ミリの非常に激しい雨を観測しました。
これまでの雨で、長崎県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があるほか、長崎県と山口県では、氾濫の危険性が高い氾濫危険水位を超えている川があります。
台風は、このあとも北上を続け、停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気がさらに流れ込むため、西日本と東日本では20日にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降って、大雨となるおそれがあります。
19日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで沖縄で200ミリ、九州南部で180ミリ、九州北部と奄美、四国、近畿、東海、それに北陸で150ミリ、中国地方で120ミリと予想されています。
その後、20日夕方までの24時間には、九州南部と四国で200ミリから300ミリ、九州北部と奄美で100ミリから200ミリ、沖縄と北陸で100ミリから150ミリ、中国地方と近畿、東海で50ミリから100ミリと西日本の南東斜面を中心にさらに雨量が増える見込みです。
気象庁は、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190719/K10011998331_1907190432_1907190432_01_02.jpg