京アニ火災 夜中に大音量でゲーム 火を付けた男、さいたまのアパートでトラブル  
https://www.sankei.com/affairs/news/190719/afr1907190030-n1.html
2019.7.19 12:13

アニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオ放火事件で、ガソリンをまいて火を付けたとして京都府警に身柄を確保された男(41)は、さいたま市見沼区のアパートで1人で暮らしていたとされ、住民らと騒音などをめぐってトラブルになっていた。

住民らによると、男は数年前から居住。カーテンをいつも閉め、夜中に出入りする姿が目撃されていた。アパート前でマウンテンバイク(自転車)を手入れしていたこともあったという。

ある住民は「すれ違うときには『お疲れさまです』などと、むこうからあいさつしてくれる。がっちりとした体格で無口だが、事件を起こすような人には見えなかった」などと話す。

ただ、隣人の住民によると、昨年8月には一晩中、ゲームのような同じリズムを繰り返す音楽が男の部屋から聞こえた。アパートは壁が薄く、ぶつぶつと独り言のような声は以前から聞こえていたが、大音量の音楽が聞こえたのは初めてのことだったという。

翌朝、出勤する際に男の部屋の様子をうかがうと、警察官が駆けつけていた。「『いつもこういう音を出しているのか』と聞かれ、『初めてだ』と答えていた」という。

その後も、男の部屋からは夜中に自転車を投げつけるような大きな音が聞こえることがあった。住民は「日曜(14日)には夕方に電気がついていたが、火曜(16日)はついておらず確実にいなかった。

事件を起こすような人がそばに住んでいたと思うと、ぞっとする」と話していた。