2014年7月19日
 日本は13歳の少女が国外に連れ去られることが阻止できなかった、これが現実であります。
 横田めぐみさんを北朝鮮の拉致から日本は守ることができなかった。
 私は初当選する前、30年もの間、拉致問題に取り組んできた。
 すべての拉致被害者のお父さん、お母さん、肉親の方が自らの手で、横田滋さんが早紀江さんがめぐみさんを抱きしめる日が来るまで私の使命は終わらない、決意しています。
 拉致被害者に関する包括的な、全面的な調査を約束した北朝鮮が今月、特別調査委員会を立ち上げました。
 長い間かたく閉ざされていた交渉の窓をようやく開くことができたと考えています。
 この特別調査委員会には国防委員会など国家的な決断ができる組織が前面に出るかつて無い組織。
 そのため、日本の一部の制裁措置の解除を決定した。
 しかしそれはスタートでしかありません。スタートでしかないということは、30年間この問題と向かい合ってきた私が良く承知しています。
 私は一議員として、小泉内閣の官房長官として総理大臣として北朝鮮と長年向き合ってきた。
 北朝鮮がどういう対応をするか、誰よりも知っている自負があります。
 ここから一層身を引き締めて、当たっていかねばなりません。
 今後とも行動対行動の原則を貫きながら、全ての拉致被害者の帰国という具体的な成果につながっていくように全力を尽くしていく。