https://www.asahi.com/articles/ASM7N5T1JM7NPTIL02Z.html


国民・平野氏、ライターで「心燃やしたい」 放火に触れ
2019年7月20日19時28分

 国民民主党の平野博文幹事長が滋賀県栗東市で19日にあった参院選候補者の演説会で、34人が死亡した京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」の放火殺人事件に触れた後、上着からライターを取り出して「皆さんの心を燃やしたいと思って、いつもライターを持って来ているが、今日は京都の事案があったのでやめる」との趣旨の発言をしていたことがわかった。平野氏が20日、朝日新聞の取材に対して認めた。

 平野氏や演説会の参加者によると、平野氏は候補者の応援弁士として登壇。演説で放火事件に触れ、「お悔やみとお見舞いを申し上げます」と述べた。その後、同じ演説の中で上着のポケットからライターを取り出して聴衆に示し、ライターに関する発言をしたという。

 平野氏は20日、朝日新聞の取材に対し、演説などで普段からライターを持って「心を燃やしたい」と語っていると説明。「今までこういうことをやってきたが、今日はやりませんと言っただけ。不謹慎だと皆さんが思われているのなら、おわびします」と語った。

 演説会関係者によると、参加者から「あれはどうなんだろうか」などと疑問視する声も上がったという。出席者の一人は「タイミングが悪すぎる」と話した。