https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1907/22/news112.html

2019年7月24日
「知っている方がいたら教えてください」―― カラオケで一瞬流れた「正体不明のアニメ」、Twitterユーザーの呼びかけで正体が明らかに

代々木アニメーション学院への取材でも同校で作られたものと確認され、ビデオソフトとして流通していたことも明らかになりました。
[沓澤真二,ねとらぼ]

 カラオケ映像に映っていた謎のアニメの詳細を知りたい――。そんなツイートがもとで、4月ごろから話題になっていた出所不明のアニメ作品が、関係者の証言から「代々木アニメーション学院(代アニ)の卒業制作」と判明しました。またTwitterで謎が1つ解明されてしまった。

発端となったツイート
https://twitter.com/pareorogas/status/1119000338248245248?s=21

映像の目撃報告はあれど正体は見えず

 発端となったのは、虫塚“KERA”虫蔵(@pareorogas)さんが4月に投稿したツイート。カラオケで「老人と子供のポルカ」(左卜全とひまわりキティーズ)が選曲された際、ツインテールの少女が印象的な、見知らぬアニメが背景で流れたといいます。この映像に引きつけられた虫塚さんは撮影した画像を公開するとともに、詳細を知る人はいないかとTwitterで情報を求めました。また、一部始終を自らTogetterにもまとめています。

 ツイートが広く拡散されるなか、「カラオケの練習」としてYouTubeで流れていた、元映像の発見が報告されました。画面は全部入り切っていないものの、内容は虫塚さんの撮った画像と一致しています。

 こうしていくつかの目撃例は確認されましたが、大勢のTwitterユーザーをもってしても、映像の出所にまではなかなかたどり着きません。「未放映のパイロットフィルム」「カラオケ用に作られたオリジナル映像」「一時期よくカラオケに用いられていた、専門学校生の作品」など、それらしい説は出てくるのですがいずれも推測レベル。編集部でも、DAMの第一興商やJOYSOUNDのエクシングに問い合わせたのですが、両社とも「弊社では当該の映像を確認できなかった」との回答でした。


制作参加者の証言・さらなる事実も判明

 しかし、それからさらに1週間ほどが経過し、関係者を名乗る人物から虫塚さんにダイレクトメッセージが届いたことから、事態は一気に核心へ近づきます。件のアニメは代アニの生徒が手がけた「TOYS BOX」という卒業制作作品だというのです。情報提供者(本人希望により匿名)は参加者の1人で、Twitterで話題になっていると知って連絡したとのこと。古いことゆえ詳細は覚えていないものの、25年ほど前にたずさわった作品が思いがけず注目を浴びて驚いている様子でした。
(リンク先に続きあり)

https://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1907/22/kutsu_190718toysbox02.jpg
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)