わいせつ目的で少女誘拐、男に懲役1年6月/横浜

社会 神奈川新聞  2011年09月05日 23:11

14歳の少女をホテルに連れ込んだとして、わいせつ目的誘拐罪に問われた横浜市港南区、無職原田英一郎被告(21)の判決公判で、横浜地裁(家令和典裁判長)は5日、求刑通り懲役1年6月を言い渡した。

弁護側は「わいせつ目的もなく誘拐もしていない」として無罪を主張していたが、家令裁判長は判決で「被告は約30分間少女を観察した上で声を掛けており、少女が重度の知的障害があることを認識。
被告に知的障害がある点を考慮しても、一緒に遊びに行ってもらえると誤信したとは認められず、犯行は悪質」と指摘した。

さらに「自ら宿泊料金を払ってホテルの部屋に入り、少女を入浴させた浴室内に避妊具を持ち込み開封したことからすると、わいせつ目的を有していたと推認される」とした。

判決によると、原田被告は昨年4月1日、横浜市港南区のスーパーで、家族と離れて1人でスーパー内の書店にいた少女を見かけ、わいせつな行為をしようと誘拐を企て、声を掛け、同区内のホテルに連れ込んだ。

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