成功した青葉君
純丘曜彰(すみおか・てるあき)大阪芸術大学教授

『アマテラスの黄金:隣のおねえさんはローカルすっぱい!』

浜名湖サミット前日、タイガードラマで繁盛する隣町をうらやみ、悪ジジイのマサとトメは、
三ヶ日も採り上げてもらおうと、ゴルフ場からの総理誘拐を企んだ。
だが、手違いでアメリカ大統領を連れて来てしまった。
一方、CIAの日本下請のローカルエイジェント、モモねぇちゃんは、その救出の指令を受け、
隣の家だったマコトをつれて、三ヶ日に。
しかし、どこかのみかん農家の親戚と間違えられ、農協の久藤課長の下に案内されてしまった。
おりしも、グルメライターとなった元EUのスパイ、デルチオーゾが取材をしており、そこに、
日本CIA懇話会本部長の枯木田教授が乗り込んできて、三ヶ日を支配下に置く。
枯木田教授は、みかんに病気が発生したとして、降下部隊の火炎放射器でみかん畑の
古木を焼き尽くす。一方、手形守りの濫造で大統領の居所がばれ、モモねえちゃんたちは
神社に向かうが、すでに大統領はおらず、マサやトメと酒盛りに。
すると、夜のテレビで大統領がスピーチをしている。
宮司がかってに大統領を返したと怒っていると、枯木田教授が来て、後は任せろ、と言う。
ところが、旅館に戻ると、そこに宮司がいて、大統領も一緒だ、とのこと。
枯木田教授の目的がほんとうは別のところにあると気づき、一行は稲荷山へ。
そこには、千三百年の秘宝、アマテラスの黄金があった。