御大の出版物

近年に発掘公開されてきた秘密手記などの歴史資料をもとに、
十八世紀ドイツ・フランスのフリーメイソンリー内部での葛藤と暗闘の事実を詳細に検証しつつ、
現代社会でひそかに進行しつつあるカネと麻薬と政治をめぐる大きな陰謀のウワサに、
またもや例のまぬけな三流教授と貧乏翻訳家のコンビがまた巻き込まれてしまった!
おまけに役立たずの出戻り秘書令嬢まで加わって、事態は悪化する一方。
CIAや新興マフィア、カトリックとエホバの証人、聖堂騎士団からジャコバイト、イルミナティ、
LGBT、匿名ファンド、偽装製薬会社などなど、ホンモノともイカモノともつかない怪しい連中の数々が、
ナポレオンの財宝、洗礼者聖ヨハネの首の謎を解き明かそうと、
ヒットラーの屍肉を喰って不老不死になった行方不明のウルトラ環境主義テロリストを追って、
ごちゃごちゃした神学論争を繰り広げつつ、蒸し暑い夏至祭のヨーロッパ各地を駆け巡る!
いま、壮大な歴史ミステリ・アドヴェンチャーが幕を開ける!

なろう小説だってここまで酷いのはみないぞ?
芸術性云々なんて考えてるとは思えない