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最終も近い人気の寂しいホームで、電車を待ってたら
階段の上からぐぉーという大きな叫び声とともに、おっさんが真っ逆さまに下まで落っこちてきて、駆け寄ったら額が割れて血が吹き出してて、指や手首もダメな方向に曲がってて、とっさに
「おじさんダイジョーブ??いますぐ救急呼ぶからっ」
て呼びかけたら酒くさい声で「ダイジョーブダイジョーブ」
て言われたので、救急は呼ばず駅員に知らせた。

駅員が呼んだ救急隊がついた頃には、もはや受け答えはおろか微動だにせず、すぐに心肺蘇生が始まった。

鮮血で真っ赤に染まった点字ブロックから溢れ出た何本もの血の川がホーム際まで流れてるのを遠目にボーッと見てた。
おじさんのダイジョーブの声が頭の中で何度も何度もこだましてた。