2019/8/3 05:30
https://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201908/0012573184.shtml

兵庫県三木市志染町吉田の丸山墓園で、ステンレス製の線香立てが相次いでなくなっていることが2日までに分かった。
同園を管理、運営する会社「神姫総合」は7月下旬、三木署に被害届を提出。
同署は窃盗事件とみて調べている。
7月中旬、同園に隣接し、地元住民らが管理する墓地を訪れた人が「線香立てがなくなっている」と同社に相談し被害が発覚。
相談者のものも含め、九つほどなくなっていたという。
「ひょっとして…」。西本浩己社長(60)が園内を見回ったところ、少なくとも5件の被害を確認した。
線香立てがあった場所には、代わりに近くにあったろうそく立てが置かれていた。
開眼供養を営んで間もない墓も被害に遭い、香炉が盗まれた墓石もあった。
線香立ては千円ほどで、「高価なものでもなく、持って行く意味が分からない」と西本社長。
さらに「亡くなった人を思って手を合わせる場所で盗みを働く心情が理解できない」と憤る。
盆休みを控え、これから多くの人が訪れる墓園。
被害に遭った墓石には、同社が代替品を設置したという。

線香立てが相次いで盗まれた丸山墓園
https://i.kobe-np.co.jp/news/miki/201908/img/b_12573185.jpg

盗まれたものと同じ形状の線香立て
https://i.kobe-np.co.jp/news/miki/201908/img/b_12573186.jpg