日本たばこ産業(JT)は6日、10月1日の消費税増税に合わせ、たばこ商品の値上げを財務省に申請したと発表した。

 認められると、紙巻きの主力銘柄「メビウス」(20本入り)が490円、「セブンスター」(同)が510円など、大半で10円の値上げとなる。

 紙巻きと、火を使わない加熱式たばこを含め10月の値上げ対象は計115銘柄。このうち、市場が急拡大している加熱式については、低い税額を紙巻きに近づけるため、2022年まで段階的にたばこ税を引き上げることが決まっている。

 これを踏まえ、JTは10月から高温加熱式の新商品「プルーム・エス」用の詰め替え品(20本入り)を10円上げて490円とする。従来の低温加熱式「プルーム・テック」用は490円のまま据え置く。

 一方、旧専売公社時代に「3級品」に指定された低価格の紙巻きについては、軽減税率の適用が9月末で廃止される。大衆に親しまれてきた「ゴールデンバット」(現行330円)、「エコー」(同350円)、「わかば」(同360円)など6銘柄はいずれも90円の大幅な値上げとなる。 

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