武道教室で女児に太極拳を指導中にわいせつな行為をしたとして、無職の鴻上雅仁容疑者(62=福岡県中間市)が5日、強制わいせつの疑いで同県警折尾署に再逮捕された。

 鴻上容疑者は1月20日、北九州市内のスポーツ施設で7歳の女児の下着を脱がせ、下半身を触り、その模様を撮影していた。

「6月、同じ武道教室に通う別の9歳の女児に性的ないたずらをし、逮捕された。さらに昨年7月から今年3月にかけ、また別の6歳の女児に18回にわたってエロ行為を繰り返していたことが分かり再逮捕された。自宅からは女児の裸の動画や画像が保存されたパソコンとカメラが見つかり、まだまだ余罪があるとみて調べを進めている」(捜査事情通)

 鴻上容疑者は北九州市水道局の元職員。福岡県武術太極拳連盟常務理事を務め、ボランティアで指導員をしていた。嫁も子供もおり、同居する85歳の母親が涙ながらに心境を語った。

「親族で警察のお世話になった者は誰もいません。それなのに我が子が厄介になるなんて。何を血迷ったのか。私にしてはありがたい息子と思っていましたが、不祥事はいつどこでどう、私のところに限らず、『あの人が』っていうのがありますから。本人も自分がしたことながら耐えておりましょうけど、家族はそれ以上に、母親となると死ぬにも死なれんでしょう。家族は針のムシロです。一生懸命乗り越えている最中ですよ、私も嫁も。精神的なことでアレルギーで体に変化が起こっています。家庭ではいい息子なんです。でも起こしたことはばかたれです。本当に信じられない。私には1人しか子供はいません。親からしてみれば子供は命です。子供を殺して自分も死ぬっていうのも分からんでもないです。ただそれで解決するかっていえばそうではありません。息子は罪を償わなければなりません」
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