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右派候補が優勢か=グアテマラで大統領選決選投票
2019年08月12日08時04分

 【サンパウロ時事】中米グアテマラで11日、大統領選挙の決選投票が行われた。世論調査では、第1回投票で2位だった右派「バモス」の元刑務所主管庁長官、アレハンドロ・ジャマティ候補(63)が首位の中道左派「国民希望党(UNE)」のサンドラ・トーレス候補(63)を逆転して優勢。大勢は同日深夜(日本時間12日午後)にも判明する見通し。

 グアテマラはギャングの犯罪横行で治安は世界でも最悪レベル。汚職や貧困も深刻を極める。ジャマティ氏は経済活性化で雇用を増やすことによる貧困脱却を説くとともに、警察や軍の増員を訴えた。ロイター通信によると、同氏は投票後、「われわれは政権初日から汚職と戦う」と強調して支持を呼び掛けた。
 一方、アルバロ・コロン元大統領の元夫人のトーレス氏は、前回に続く決選投票進出。貧困層への給付金など社会福祉プログラム推進を訴え、治安面では街中への軍の展開などを打ち出した。