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ブランド失墜、底なし沼=セブン&アイ、トラブル続出

2019年08月02日07時11分
 セブン&アイ・ホールディングスでは近年、中核企業のセブン−イレブン・ジャパンを中心に、不祥事やトラブルが目立つ。徹底した商品の作り込みや一枚岩の組織運営を誇った「セブン帝国」(大阪府の加盟店)だが、相次ぐ失態でブランドイメージは大きく傷ついた。今回のセブンペイの問題が客離れに拍車を掛ける恐れがあり、底なし沼の状態に陥っている。
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 盤石だったその足元が揺らぎ始めたのは2009年、公正取引委員会がセブン−イレブンに突き付けた排除措置命令がきっかけだ。加盟店が弁当類を値引きする「見切り販売」を制限したのは独占禁止法違反に当たるという内容で、本部の圧力におびえる店主たちの苦境が広く知られるようになった。
 16年には、日本型コンビニエンスストアのビジネスモデルを築いた鈴木敏文会長(現名誉顧問)が人事を混乱させ、引責辞任する「お家騒動」が発生した。店舗数が増え過ぎた影響で店主や従業員らの不祥事も続発。昨年秋には店主が女性客に不適切な行為をする動画が拡散し、「変態セブン」と冷笑された。
 追い打ちをかけたのは24時間営業問題だ。店主の反乱に同情した客が買い物を手控えているもようで、セブンの既存店売上高の伸び率は業界平均よりも低い傾向が続く。本部に不満を持つ店主の組合もこれを機に動きを活発化させており、事態収拾の糸口は見えないままだ。

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