https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=564541&;comment_sub_id=0&category_id=112

国内初のハンバーガーチェーン店ドムドムハンバーガーで唯一、広島県内で営業を続けてきた府中市府川町の
「府中FC店」が31日、閉店する。地元の住民を中心に親しまれた思い出の味が34年で姿を消す。

府中FC店は1985年に府中天満屋1階にオープン。ハンバーガーはパティにオーストラリア産牛肉を100%使い、
野菜は国産にこだわる。ゾウの絵をあしらった「どむぞうくん」のロゴマークも親しまれてきた。

16日、店頭に閉店を知らせる紙を同店が張り出した以降も連日、買い物客や夏休みの子どもたちでにぎわう。
知り合いから閉店を聞き福山市駅家町から駆け付けたパート従業員、小林倫子さん(37)は
「中学時代、友だちと福山駅前の店に通い詰めた思い出の味。閉店はさみしい」と話す。

ドムドムを運営するドムドムフードサービス(神奈川県厚木市)の親会社レンブラントホールディングス(同)は
「諸事情により閉店となりましたが、惜しんでくださるお客さまに心からお礼申し上げます」。
府中天満屋を運営する天満屋ストア(岡山市北区)は「閉店後もこれまで通り買い物客のイートインスペースとして使う。
飲食店のテナント誘致を検討していく」としている。

ドムドムは1970年、東京都町田市に1号店を開いた。ショッピングセンター内を中心に97年には全国355店あったが、
店舗整理のため22日現在、31店にまで減った。県内では福山市や広島市、三次市などにもあったが順次閉店。
府中FC店がなくなると、中国地方には岡山市の2店、倉敷市の1店だけとなる。


看板メニューのハンバーガー「ビッグドム」と、「どむぞうくん」のロゴマークの入ったドリンク
https://www.chugoku-np.co.jp/images/image_streamer.php?path=/pic/112/p1/564541_0_00.jpg