2年前、北海道室蘭市内の自動車販売会社に勤めていた男性社員が、自殺したのは入社直後から職場でパワハラを受けたことが原因だとして、遺族が会社に損害賠償を求める訴えを起こしました。

 訴えを起こしたのは、札幌トヨタ室蘭支店に勤めていて、2017年自殺した石崎来輝さんの遺族です。

 訴状などによりますと石崎さんは入社以来、先輩から「死ねばいいのに」と言われるなどのパワハラを受け続けました。

 石崎さんはその後、適応障害と診断されますが、会社側は異動などの希望に応じなかったとしています。

 遺族は、自殺はパワハラが原因だなどとして、会社に約4300万円の損害賠償を求めています。

 石崎さんの父親:「息子はもう帰ってこない。息子と家族の夢を奪った会社を絶対に許すことはできない」

 一方札幌トヨタ側は「訴状が届いておらずコメントできない」としています。

2019年8月26日 月曜 午後7:47
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