同じ中学からトップ校に行った同級生は10人くらいいたが、
2番手校に甘んじた俺よりいい大学にいったのは、一人か二人だった。
今思うと、彼らはとてもいい子だった。学級委員長の常連で先生の言うことも聞けた。
逆に俺は先生に合わせられず、家庭訪問でも「問題の多い子です」と言われているのが聞こえた。
今思うと教育学部出身の公立中の先生に合わせるのが無理なことだった。
最初からそれがわかっていれば楽だったが、当時は「なんで俺に問題があるんだ」とずっとひねくれるばかりだった