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鼻をつくにおい拡大、油除去作業に追われる佐賀の住民ら
1 時間前
2019/08/30

 九州北部の記録的大雨で大規模に冠水した佐賀県大町町(おおまちちょう)では30日、ポンプ車による排水が続き、順天堂病院の孤立状態が解消した。市街地には鉄工所から流出した油が入り込んでおり、暮らしの再建を阻んでいる。被害状況が徐々に明らかになり、床上・床下浸水は6県で少なくとも約1600棟に上り、このうち約1000棟が佐賀県だった。

 順天堂病院と併設の老健施設の周囲は一時、深さ約1・5メートルまで浸水。30日夕には病院へ続く道路の水がほとんどなくなり、歩いて病院・施設を訪れる人の姿や物資を運ぶ自衛隊の車両が見られた。母親(65)の面会に訪れた同県武雄市の自営業古田文さん(39)は「元気そうだったので安心しました」と話した。視察した佐賀県医師会の池田秀夫会長によると、今のところ患者、入所者179人に健康上の問題はみられないという。
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