https://mainichi.jp/articles/20190831/k00/00m/040/253000c

真珠養殖に危機 三重・英虞湾でアコヤガイ謎の大量死 外套膜が萎縮
毎日新聞 2019年8月31日 21時04分(最終更新 8月31日 21時22分)

 全国有数の養殖真珠の産地として知られる三重県志摩市の英虞(あご)湾で、母貝(ぼがい)のアコヤガイが今夏、大量死していることが県水産研究所(志摩市)への取材で分かった。貝殻を作る外套(がいとう)膜が縮み死んでしまう現象で、同研究所の調査に対し、8割以上の生産者が「被害が出ている」と回答。原因は「皆目検討がつかない。謎だ」(同研究所)としており、生産者から「このまま続けば真珠の養殖は休業もやむなし」と悲鳴が上がっている。

 真珠養殖に詳しい同研究所主幹研究員の栗山功さん(47)によると、英虞湾で外套膜が縮んで死ぬアコヤガ…

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