0001みつを ★
2019/09/01(日) 18:57:07.92ID:NKnQXgwP92019年8月30日 / 09:55 / 10時間前更新
アラムコの海外上場先、東京が妥当なこれだけの理由
George Hay
[ロンドン 29日 ロイター BREAKINGVIEWS] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)計画を巡って、なかなか決まらなかった海外上場先の候補に東京が浮上してきた。米紙ウォールストリート・ジャーナルは29日、アラムコが少なくとも一部の株式を東京に上場することを目指す可能性があると伝えた。他の海外市場にさまざまな不都合が存在することによる消去法的な面もあるとはいえ、東京上場案はそれなりに理屈が通っている。
アラムコが初めて5%の株式売却を公表した2017年初めの時点で、BREAKINGVIEWSは上場先候補として東京の相対的なメリットをニューヨーク、香港、ロンドンなど他の6市場と比較検討し、東京は第2位との結論を出していた。それは日本が必要な原油の3分の1前後をサウジから輸入しているというしっかりした理由があったからだ。もしニューヨークが持つ市場規模や石油・ガス企業の上場実績というメリットがなければ、東京は第1位になっただろう。
確かにサウジから日本への大規模な石油供給という要素を除いて考えれば、東京は香港やロンドンにもかなわない。しかし現実には日本のペルシャ湾産原油への依存度の高さはなお確固としたものである上に、競争相手の方が魅力を下げてしまった。つまりロンドンは英国の欧州連合(EU)離脱を巡る泥沼に陥り、それがなくても英当局がアラムコ誘致のために打ち出した上場基準緩和措置が企業統治の観点から批判を浴び、市場としての評判を落とした。香港も政治的な混乱が収まっていないというマイナスを抱えている。
一方でニューヨークもかつての優位は失われた。トランプ大統領とサウジのムハンマド皇太子は「親友」かもしれないが、米国では2001年の同時多発攻撃に関して国民が外国政府に賠償を請求することを認める法案が成立したたため、サウジは今も訴訟を提起されるリスクにさらされ続けている。
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