>>41
内部留保なんていうあいまいな単語を使うどっちも間違い。


利益剰余金とは、企業が生み出した利益を積み立てたお金で、会社内部に蓄積されているものを指します。
企業会計において貸借対照表の純資産の部に記載される、株主資本の一部です。利益剰余金は利益準備金とその他利益剰余金で構成されます。

利益準備金とは利益剰余金のうち、会社法によって積み立てることが義務付けられているお金を指します。
企業は利益を中心とする剰余金の一部を配当金として株主に還元しますが、その際、財務基盤強化に充てるため、配当金額の10分の1を積み立てなければなりません。
その限度額は、資本準備金と合わせた法定準備金が、資本金の4分の1に達するまでとなります。

その他利益剰余金はさらに「任意積立金」および「繰越利益剰余金」の2つに分類することができ、
任意積立金というのは、利益準備金とは別に企業が自主的に積み立ててきた資産のことであり、予期せぬ損失に備えて留保されている利益のことである。


このどちらもが増え続けているので、国内上場企業が現金を過剰に積み立てているのは事実。
かなりの企業が資本準備金と利益準備金の合計で資本金の4分の1を超えているから、これ以上積み立てておく必要は無い。
設備投資分を差し引いても現預金の増加率のほうが高い。