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本紙イージス取材班に新聞協会賞 「ずさん調査」スクープ
2019年9月4日 15時38分 掲載 2019年9月4日 15時38分 更新

 日本新聞協会は4日、2019年度の新聞協会賞を発表した。優れた報道を対象とする編集部門では、秋田魁新報社イージス・アショア配備問題取材班(代表・松川敦志社会地域報道部編集委員)の「イージス・アショア配備問題を巡る『適地調査、データずさん』のスクープなど一連の報道」(ニュース部門)など3件が選ばれた。本紙の受賞は1968年度、74年度に続き45年ぶり3度目。

 新聞協会は授賞理由で「報告書を丹念に読み込む中で浮かんだ地形断面図への疑問から、独自調査を重ねて事実を明らかにし、防衛省の配備計画のずさんさを暴いた。地元新聞社が国家の安全保障問題に真正面から向き合い、1年余りの多角的な取材・報道の蓄積をもとに、政府のずさんな計画を明るみに出した特報は、優れた調査報道として高く評価され、新聞協会賞に値する」などと評した。
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