(続き)
■赤字赤字、すべて赤字
中国の表向きの鉄道建設費は10兆円ほどですが、中国鉄道省が存在した頃は、年間50兆円使っていました。現在はあまりの巨額赤字で解体されたが、かえって総額が分からなくなり、増額されている恐れすらある。

中国の国家予算は秘密のため、報道されている数字は全て推測で現実の数字とは食い違っています。
毎年6000km以上の鉄道建設を現在も進めていて、鉄道を建設するには周辺の開発費も必要になります。

表向きの建設費10兆円少々ではとても足りず、現在も50兆円は使っているでしょう。

何しろ毎年日本の新幹線に匹敵する高速鉄道を建設し、日本の全ての地下鉄より長い地下鉄を建設している。

毎年日本を一つ建設しているような公共事業を行っているのです。中国鉄路総公司は2013年に中央政府・鉄道部が解体され設立された。5ヵ年計画では鉄道路線の新設目標(30,000km)達成には、年間6000kmの敷設が必要となっている。

中国鉄道の売上が約6000億元(12超円)程度に対して、鉄道開発費は2.5兆元(50兆円)に達する。鉄道建設費と周辺開発費を含めると、58兆円どころか、その10倍の負債があってもおかしくない。