https://www.mri.co.jp/opinion/column/fukuichi/fukuichi_20180620.html
トリチウムは放射線の一種であるβ線を出しますが、このβ線はとてもエネルギーの低い電子であるため紙一枚で遮ることができるほど弱く、
外部から被ばくしても人体への影響はほとんどありません。
また、水として飲んだ場合でも、特定の臓器に蓄積することはなく、他の放射性物質と比べて速やかに体外に排出されます。
そのため、内部からの被ばくの影響も、取り込んだ放射能あたりで見れば他の放射性物質よりも小さくなっています。
これまでも水道水などを通じてトリチウムは日常的に私たちの体内に取り込まれていますが、
通常の生活を送ることで取り込んだトリチウムによる健康影響は確認されていません。