https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190917/k10012086461000.html

埼玉県知事 豚コレラ感染確認で国の支援を要望
2019年9月17日 19時47分豚コレラ

埼玉県内の2か所の養豚場で豚コレラの感染が確認されたことを受けて、埼玉県の大野知事は農林水産省に対して養豚農家への財政支援を求めるとともに、ブタへの感染を防ぐワクチン接種を行うかどうか、国としての考え方を早急にまとめるよう要望しました。

豚コレラは、去年9月以降、関東地方では初めて埼玉県秩父市の養豚場で感染が確認され、17日も5キロ余り離れた場所にある小鹿野町の養豚場で新たに感染が確認されました。

これを受けて埼玉県の大野知事は17日夕方、農林水産省の新井ゆたか消費・安全局長と面会し、豚コレラ対策についての要望書を手渡しました。

要望書では、影響を受ける養豚農家に対する財政的な支援を行うとともに、感染を広げる野生イノシシの侵入を防ぐ柵の設置について助成を拡大すること、それに養豚農家などから要望が出ているブタへのワクチン接種について、国としての考え方を早急にまとめるよう求めています。

これに対し、新井消費・安全局長は「飼育頭数が多い関東の埼玉県で豚コレラが発生したことを重く受け止めている。ブタへのワクチン接種についても鋭意検討している。生産者の皆さんが安心できるよう取り組んでいきたい」と述べました。

要望のあと、大野知事は「戦略的に対策を行わなければ、関東全域に被害が広がるおそれがある。国と二人三脚で対処していきたい」と述べました。

感染確認の飼育施設 8府県に
(リンク先に続きあり)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190917/K10012086461_1909171932_1909171947_01_02.jpg