0001みつを ★
2019/09/18(水) 02:54:39.42ID:XQM5HPJV92019年9月17日 / 08:34 / 10時間前更新
サウジアラムコＩＰＯ計画、石油施設攻撃で暗礁も
George Hay
［ロンドン １６日 ロイター BREAKINGVIEWS］ - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは新規株式公開（ＩＰＯ）に向けて、新会長を指名したり主幹事を選定するなど着々と準備を進めていた。しかしイエメンの親イラン武装組織フーシ派によるドローン（無人機）攻撃で石油施設２カ所が破壊され、再び軌道に乗りつつあったＩＰＯ計画も爆破同然になった。
フーシ派のドローン攻撃はこれまで主にサウジのエネルギー関連インフラや空港を標的にしてきた。今回は攻撃が大幅にエスカレートし、アラムコが運営するアブカイクとクライスの石油施設が狙われた。アブカイクの施設だけでアラムコの昨年の生産量（日量１０００万バレル）の５０％を処理。アラムコは４月に公表した社債発行の目論見書でアブカイクの施設を財務面の重要拠点と位置付けていた。
世界の石油市場は供給過剰の状態で、供給面の一時的ショックは吸収の見通しがある程度は立つ。先進国の石油在庫は５年平均を超えており、世界的な景気減速と非加盟国の増産を踏まえたモルガン・スタンレーの試算によれば、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）は２０２０年の需給を均衡させるのに必要な量を日量１００万バレル超える生産を現在行っている計算だ。ＯＰＥＣは今回の攻撃前に２０１６年から続けている減産の幅を一段と大きくするよう圧力を受けていた。
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