スキューバダイビングが盛んな和歌山県串本町の近海で、約10年ぶりにマンタが目撃された。同町は、マンタを一目見ようというダイビング客らでにぎわっている。

 串本町高富のダイビング店「コーラル・クイーン」のダイビングガイド、小松大祐さん(30)が12日午前、同町有田沖約300メートルの「吉右衛門」というダイビングポイントで目撃した。海面に近いところをゆったりと優雅に泳いでいたという。いわゆるマンタには、巨大エイのオニイトマキエイとナンヨウマンタの2種類があり、今回目撃されたのはオニイトマキエイとみられる。

 小松さんは「マンタを初めて見たが、両胸びれを広げると3メートルもあり、こちらに1メートルまで近寄ってきて驚いた」と話している。【山本芳博】

毎日新聞2019年9月18日 09時27分(最終更新 9月18日 09時28分)
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