2019年9月18日 13時40分
読売新聞オンライン

 2016年2月、愛知県稲沢市清水町で全焼した民家から、胸に刺し傷のある男性の遺体が見つかり、県警は18日、遺体で発見された住民の角田(つのだ)幸司さん(当時60歳)を殺害したとして元妻の名古屋市南区、介護ヘルパー菅井優子(51)と同県知多市新舞子、美容師浅野勉(65)の両容疑者を殺人容疑で逮捕した。

 発表によると、2人は共謀し、同年2月6〜13日の間、角田さん宅で角田さんの胸を刃物のようなもので突き刺すなどして殺害した疑い。2人は知人で、ともに容疑を否認している。

県警によると、角田さんと菅井容疑者は15年3月に知り合い、同年7月に結婚。角田さんは菅井容疑者を受取人にした3000万円の生命保険に加入していたが、保険金は支払われていないという。

 火災は、16年2月13日午後8時50分頃に発生。木造2階建ての母屋と離れを全焼し、母屋の居間から角田さんが遺体で見つかった。胸には刃物によるとみられる4か所の傷があった。死因は失血死で、死後1〜3日たっていた。県警は遺体の状態などから、角田さんの死亡後に出火したと判断し、捜査を続けていた。

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