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憩いの場所なのに、怖くて近づけない−。福岡市西区のJR筑肥線姪浜駅前のベンチで、
中高年の集団が昼間から酒を飲んで騒ぐなどする迷惑行為が頻発している。
男女十数人の集まりで、5人前後が連日のようにベンチに陣取る。福岡西署によると、
今年110番や苦情は31件、逮捕者は40〜70代の延べ10人に上った。
ただ、起訴されずにまたベンチに集結する「いたちごっこ」(幹部)が続く。署は7月、管理者の区役所に
ベンチの撤去を要請。18日、区役所やJR九州などと初めての会議を開き、対策の検討を始めた。

区役所によると、ベンチは2001年、駅南口の広場に設置。バス停やタクシーの乗降場、
コンビニなどもあり、人通りは多い。

「酔っぱらいが寝ている」「けんかが起きている」−。署によると、迷惑行為は少なくとも4年前から始まり、
昨年の110番などは27件で、今年は既に上回った。集団の行動パターンは、近くで酒を購入→ベンチで酒宴→
酔いが回ると仲間内でけんかしたり、通行人に絡んだりする。

署は今年、取り締まりを強化。8月下旬、仲間内で殴り合ったとして傷害容疑で男2人(44歳と71歳)を逮捕
(44歳は暴行罪で罰金20万円の略式命令、71歳は不起訴処分)。今月中旬には、ベンチに座っていた仲間を
引きずり下ろしたとして、暴行容疑で男(68)を逮捕した。昨年4月から今年6月までに、暴行などの疑いで
計5回逮捕された別の60代の男もいるという。

逮捕→酔いが覚める→「反省している」などとしおらしくなるのもパターン。仲間内の犯行で、起訴に持ち込めない
ケースが大半という。「あそこに行けば仲間がいるから」とベンチに集う理由を語るメンバー。
おとなしく酒を飲むのは問題ないが、ベンチ周辺は集団による拠点化が進み、住民はへきえきしている。

同区の女子大学生(21)は深夜帰宅する際に集団をよく見掛け「本当に怖いし、みんな迷惑している」。
バスを待っていた80代女性も「立場の弱い高齢者にちょっかいをだしているのを見た。許せない」と憤る。

区役所は「できることを速やかにやりたい」。署幹部は「ベンチが迷惑行為の温床となり、治安悪化も招いている」
と撤去を訴える。
18日の会議では、各機関が連携して早期に具体策を講じることを確認した。柴田建一副署長は
「福岡市西区の玄関口でもある駅前を、安心できる場にしたい」と話している。 


姪浜駅南口にあるベンチ。周辺で迷惑行為が後を絶たない=9月16日、福岡市西区
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1が建った時刻:2019/09/19(木) 06:22:45.45