文部科学省は19日、全国の公立小中学校の普通教室約38万3500室のうち、冷房が設置されている割合は今月1日時点で77・1%だったと発表した。前年同期比19・1ポイントの大幅増。最近の酷暑を踏まえた政府の熱中症対策で、学校の冷房設置費に充てる臨時交付金を2018年度に創設、自治体への支援を強化したことが影響した。

 調査を始めた1998年7月時点の設置率は3・7%。伸びは当初緩やかだったが、繰り返す猛暑で学校の学習環境改善を求める声が高まり、近年は急増している。

 普通教室は、主に通常の授業を行う教室。

2019.09.19
https://www.daily.co.jp/society/main/2019/09/19/0012714964.shtml
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